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配当金と割戻金の違い

保険会社の配当金と共済の割戻金について説明します。

そもそも保険会社の配当金も共済の割戻金も、加入者が一年間に支払う掛け金に対して受け取る果実という意味では、同じものと考えて良いと思います。

只、保険会社は前項でもご説明しました様に、利益を追求する民間企業ですから利益を全て配当に回すことはできません。

特に株式会社化されている保険会社は加入者の利益と株主の利益という二つの要求を満たす必要があります。

これに対して共済はシンプルです。

共済は相互扶助を目的としていますし、加入者=組合員=出資者という関係にありますから、保険会社と違って内部でも利益相反がありません。

そのため、一年間の利益の殆どを割戻金として加入者に支払うことができます。

一方、保険会社は一年間の利益から様々な準備金を差し引き、株式会社化されている保険会社は株主への配当も考えなくてはなりません。

では、配当金と割戻金は年間でどの位支払われているのかということですが、保険会社も共済も多数の事業者が有りその保険や共済の種類も膨大ですので、平均配当率の様な資料は有りません。

そこで、あくまでも一つの目安ですが、生命保険会社で最大手の日本生命の平成21度の決算報告を見てみますと、一般勘定の基礎利回りは2.36%となっています。従って、年間配当金の年間掛け金に対する実質利回りは、2.36%を越えることは考えられません。

勿論、商品によってばらつくことはあり得ます。

一方、共済の割戻金は年間掛け金に対して10%以上の割戻金を支払っている共済は少なくないということは事実なのです。